妖精

妖精に見えた。


白い衿のブラウス、
白い帽子、
白いハイソックスに、


紺色のジャンパースカートの、小学生。



3年生くらいかな。。

ビルの硝子に自分を映して、手を不器用に伸ばしながら、ランドセルをかけかえた瞬間、それが羽根に見えた。。。








私は、自転車をこぎながらその横を瞬間、通り過ぎる。。。










5月の朝の日差しは、あの日を思い出す。。